かぐのおんがく【家具の音楽】
家具の音楽
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『家具の音楽』(かぐのおんがく、仏: musique d'ameublement)は、エリック・サティが1920年に作曲した室内楽曲。家具のように、そこにあっても日常生活を妨げない音楽、意識的に聴かれることのない音楽、といったものを目指して書かれた曲である。またこの曲に限らず、サティが提唱した「生活の中に溶け込む音楽」という思想そのものを「家具の音楽」と呼ぶこともある。
注
- ^ 『放蕩者ならいつでもござれ、悪党なんぞはまっぴらだ (Ruffian, toujours; truand, jamais)』の題名で記す書籍もある[8]。
- ^ この時に実際に使われた楽器は、資料によって内容が異なっている。ピアノと3本のクラリネットと太鼓、と記す書籍もある[8]。
- ^ 大田黒元雄訳、第一書房刊、昭和12年。原題はThe Music, ho![10]
- ^ 「エリック・サティと彼の家具の音楽」[10]
- ^ 1980年にエラートから発売されたLPの再発売版。サティ作品 (『ルラーシュ』から幕間の音楽、猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ、家具の音楽、ヴェクサシオン) の演奏は、Ensemble Ars nova, Marius Constant (指揮), Michel Dalberto (ピアノ), Pierre Thibaud (トランペット), Bernard Jeannoutot (トランペット)
出典
- ^ 秋山邦晴『エリック・サティ覚え書』青土社、1990年、202頁。ISBN 4-7917-5069-1。
- ^ a b c d e f 秋山『覚え書』p.488.
- ^ 秋山『覚え書』pp.488, 490.
- ^ 秋山『覚え書』p.489.
- ^ a b c 秋山『覚え書』p.489
- ^ 秋山『覚え書』p.492.
- ^ アンヌ・レエ 著、松村潔 訳『エリック・サティ』白水社〈白水Uブックス〉、2004年、143頁。ISBN 4-560-07371-6。
- ^ a b レエ『サティ』p..143
- ^ 秋山『覚え書』pp.489, 493.
- ^ a b c d 秋山『覚え書』p.493.
- ^ 秋山『覚え書』p.489
- ^ 秋山『覚え書』pp.489, 493, 494.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 秋山『覚え書』p.494.
- ^ a b c d 秋山『覚え書』pp.488, 494.
- ^ 秋山『覚え書』pp.489-490, 494.
- ^ 秋山『覚え書』pp.489-490.
- ^ 秋山『覚え書』pp.493-494.
- 1 家具の音楽とは
- 2 家具の音楽の概要
- 3 自筆譜の所在
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