宮将軍とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 宮将軍の意味・解説 

宮将軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 16:55 UTC 版)

宮将軍(みやしょうぐん)は、鎌倉時代後期に征夷大将軍に任じられた宗尊親王惟康親王久明親王守邦親王の4親王を指す歴史用語。現代では皇族将軍(こうぞくしょうぐん)、親王将軍(しんのうしょうぐん)とも呼ぶ。また彼らを総称して鎌倉宮家(かまくらのみやけ)と表現することもある。


注釈

  1. ^ 順徳上皇の中宮・九条立子(東一条院)は道家の姉で、生母の身分が低い忠成王が即位した場合には亡き父の正妃である立子が准母となることが想定されていた。
  2. ^ 有栖川宮の祖である好仁親王が徳川家康の曾孫にあたる寧子越前松平家出身)を妃としていたからとされる。ただし、好仁親王・寧子と幸仁親王には直接の血縁関係はない。

出典

  1. ^ 細川重男「右近衛大将源惟康―得宗専制政治の論理―」『年報 三田中世史研究』9号、2002年。/所収:細川重男『鎌倉北条氏の神話と歴史 ―権威と権力―』日本史史料研究会〈日本史史料研究会研究選書1〉、2007年。
  2. ^ 角田朋彦「偏諱の話」『段かづら』三・四、再興中世前期勉強会、2004年、20-21頁。 
  3. ^ 水野智之『名前と権力の中世史 室町将軍の朝廷戦略』吉川弘文館歴史文化ライブラリー388〉、2014年、48頁。 
  4. ^ a b 山野龍太郎 著「鎌倉期武士社会における烏帽子親子関係」、山本隆志 編『日本中世政治文化論の射程』思文閣出版、2012年、182頁。 
  5. ^ 曽我部、2021年、P199-208・218-231.
  6. ^ 曽我部、2021年、P206-208・237-238.
  7. ^ 曽我部、2021年、P238-241.
  8. ^ a b 曽我部、2021年、P241-242.
  9. ^ 曽我部、2021年、P243.
  10. ^ 曽我部、2021年、P243-245.
  11. ^ 福田千鶴『酒井忠清』吉川弘文館〈人物叢書〉、2000年。
  12. ^ 山本博文『徳川将軍と天皇』中央公論新社〈中公文庫〉、p124-141「宮将軍擁立説と綱吉」、2004年。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「宮将軍」の関連用語

宮将軍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



宮将軍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宮将軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS