宗尊親王とは? わかりやすく解説

むねたか‐しんのう〔‐シンワウ〕【宗尊親王】

読み方:むねたかしんのう

1242〜1274]鎌倉幕府6代将軍在職1252〜1266。後嵯峨天皇皇子謀反疑いで京に送還され、のち出家歌集柳葉和歌集」など。


宗尊親王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 18:00 UTC 版)

宗尊親王(むねたかしんのう)は、鎌倉幕府6代将軍(在任:1252年 - 1266年皇族で初めての征夷大将軍である。後嵯峨天皇の第一皇子。


  1. ^ a b c d e f g h i j k 安田 1990, p. 608, 田村憲美「宗尊親王」
  2. ^ 『兼仲卿暦記』
  3. ^ 但し、当然ながら弟である後深草天皇も10歳と若年であり、実際には院政を敷く父・後嵯峨上皇が政務を担当していた。また、宗尊親王は宝治元年(1247年正月に後深草天皇の猶子となっていたようである(安田 1990, p. 608)。
  4. ^ 宗尊親王の兄に円助法親王がいたが、邦仁王(後の後嵯峨天皇)が不遇な境遇のために正式な元服を行われていない状況下で誕生した子であり、将来的には僧侶にせざるを得なかった。
  5. ^ 『平戸記』寛元2年3月12日・同3年正月1日条。
  6. ^ a b c 白根陽子『女院領の中世的展開』(同成社、2018年) ISBN 978-4-88621-800-1 P118-120
  7. ^ a b 近藤成一『鎌倉時代政治構造の研究』(校倉書房、2016年) ISBN 978-4-7517-4650-9 P50-51
  8. ^ 佐伯智広「中世前期の政治構造と王家」『日本史研究』571号(2010年)/所収:佐伯『中世前期の政治構造と王家』(東京大学出版会、2015年) ISBN 978-4-13-026238-5
  9. ^ a b c 曽我部愛「〈宮家〉成立の諸前提」『中世王家の政治と構造』(同成社、2021年) ISBN 978-4-88621-879-7 P235-238.
  10. ^ 石井清文『鎌倉幕府連署制の研究』岩田書院、2020年、P453-465.
  11. ^ この教時の示威行動は後の二月騒動における教時の粛清にも繋がった。
  12. ^ 近藤成一『鎌倉幕府と朝廷』(岩波新書、2016年)
  13. ^ 赤坂恒明『王と呼ばれた皇族 古代中世皇統の末流』吉川弘文館、2020年
  14. ^ 山野 2012ほか多数。『吾妻鏡康元2年(1257年)2月26日条に時宗が宗尊親王を烏帽子親として元服した記事が見える。
  15. ^ 山野 2012, p.182 脚注(27)より。義宗の子・久時久明親王、孫の守時守邦親王と、赤橋流北条氏の当主は代々、皇族将軍と烏帽子親子関係を結んでいた(山野、同前)。ただし久時は惟康親王在任時、守時は久明親王在任時からそれぞれ官位を受けるなど既に元服していた可能性もある。
  16. ^ 結城広綱の子。『続群書類従』の「結城系図」を見ると、宗重の付記に「宗尊親王賜諱字。」とある。


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