学業への悪影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:20 UTC 版)
就職活動の早期化が顕著になり、学生の大学での勉強が疎かになってしまう弊害が生じている。実際に、内定を出す時期が早過ぎるために、最終学年の勉学を怠る学生も多くいる。場合によっては、学生が就職活動に力を入れ過ぎて卒業に必要な科目の単位を取ることができず、そのまま留年が決まって就職の内定も取り消されるという本末転倒の事態さえ起こっている。このような学業への悪影響を懸念し、就職協定は1928年(昭和3年)以来形を変えて何度も大学・財界から出されているものの、現在に至るまで全くと言ってよいほど守られていなく、現在もほとんど守られていない。これについては、企業側が学生の学業成績をあまり重視していないのではないかとする指摘がある。
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