大伴坂上郎女とは? わかりやすく解説

おおとも‐の‐さかのうえのいらつめ〔おほとも‐さかのうへのいらつめ〕【大伴坂上郎女】

読み方:おおとものさかのうえのいらつめ

奈良時代女流歌人大伴旅人異母妹万葉集長歌6首、短歌78首がのっており、女流歌人中いちばん歌数が多い生没年未詳

大伴坂上郎女の画像
福岡県宗像大社にある大伴坂上郎女の歌碑

大伴坂上郎女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 02:34 UTC 版)

大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ、生没年不詳)は、『万葉集』の代表的歌人大伴安麻呂石川内命婦[1]の娘。


  1. ^ 『万葉集』巻4、667左注、母名記載
  2. ^ a b 『万葉集』巻4、525から528歌左注「保大納言大伴安麻呂の娘であり、初めに穂積皇子に嫁し、たぐうことなき寵愛を受けた。そして皇子の薨(こう)ぜられた後、藤原麻呂、郎女を娉(つまどう)(妻にした)。坂上(さかのうへ)の里に家居(いへい)す。よりて族氏号(なづ)けて坂上郎女といふ。」
  3. ^ 『大伴家持の研究』, p. 132-148.
  4. ^ 『万葉集』巻4、759左注「右は、田村大嬢(おほをとめ)と坂上大嬢と、並びにこれ右大弁宿奈麿卿の娘なり。卿は田村の里に居(す)み、号(な)を田村大嬢といへり。ただ、妹の坂上大嬢は、母、坂上の里に居む。よりて坂上大嬢といへり。時に姉妹諮問(とぶら)ふに、歌を以ちて贈答せり。」
  5. ^ 岡田喜久男 1990, p. 7.
  6. ^ 『太宰府発見』, p. 137.
  7. ^ 万葉集4巻566・597左注
  8. ^ 『大伴家持の研究』, p. 149-152.
  9. ^ 久米常民『萬葉集の文学論的研究』桜楓社、1970年、437頁。ISBN 4273010178NCID BN01024597 
  10. ^ 岡田喜久男 1990, p. 5-6,10.
  11. ^ 寺川眞知夫「万葉集の相聞歌と声の歌」『同志社女子大学日本語日本文学』第19巻、京田辺、2007年6月、33-53頁、CRID 1390290699732934272doi:10.15020/00001092ISSN 0915-5058NAID 120005666647  p.42-43 より
  12. ^ 青木生子「大伴坂上郎女 - 天平の女歌」『青木生子著作集第8巻 女流歌人篇』おうふう 1998年
  13. ^ 岡田喜久男 1988, p. 7.


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