外線条野
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/06 04:31 UTC 版)
外線条野では、細胞は大きな受容野を持ち、細胞を興奮させるのに必要な像は複雑である。たとえば、下側頭葉ニューロンでは、受容野は視空間の正中線を通っており、放射縞や手のような画像に対して応答する。紡錘状回では、ニューロンは顔画像に対して応答すると考えられている。こうした性質は、初期のfMRI研究の成果のひとつである。こうした発見は、後に単一神経レベルでも確認された。同様に、カテゴリー特異的な脳領野も調べられている。近年の研究では、たとえば海馬傍回が建物の知覚に特化している可能性が報告されている。しかし、より最近の研究によれば、紡錘状回は顔に特化しているのではなく、異なる物体のカテゴリー内弁別に用いられることも示唆されている。
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