声調変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 15:43 UTC 版)
詳細は「連続変調」を参照 声調のパターンが意味の区別に用いられるとはいえ、かならずしもどんな条件下でもそのパターンが維持されるとは限らず、パターンに変化が起きる場合があり得る。このような現象を連続変調(tone sandhi)という。 例えば、単語声調である日本語の場合、複数の単語が結びついたり、「が」などの助詞が付くと高さが変わることがある。 例: 花 + 占い → 花占い 低高 低高高高 → 低高高低低低 また、曲線声調である中国語の場合も、一音節の語が熟語となった場合や続けて言う場合などに連続変調が起きる。 例: 海 + 底 → 海底 低昇 + 低昇 → 高昇 低昇 連続変調以外の声調変化として、中国語(普通話)では曲線声調が消える現象もあり、軽声と呼ばれる。 広東語では、一音節の語でも口語化すると声調が変わったり、意味が変化すると声調が変わる例もあるが、これも連続変調ではない声調変化の例である。
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