地球外知的生命候補からの信号
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「RATAN-600」の記事における「地球外知的生命候補からの信号」の解説
2015年5月15日恒星時18:01:15.65、RATAN-600は恒星HD164549(英語版)の方向から非常に強い(0.75ジャンスキー)電波を受診した。さらに、その信号強度は望遠鏡のスキャン(地球の時点)にともなって上昇と下降するように見え、遠方からの信号である裏付けとされた。周波数11GHzでこのように強い電波は自然にはあまり存在しないため、2016年8月に研究者がこの発見を公表したのち、地球外知的生命による信号ではないかと話題になった。 しかし地上にある何らかの人工電波であった可能性も高い。これは、その周波数が軍事利用に割り当てられているからであり、当初は極秘の偵察衛星による信号ではないかとも考えられた。その後の詳細な調査により、ロシア科学アカデミー特別天体物理観測所は、この信号がおそらく地上で発せられたものであろうという結論をまとめた。
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