地方の予算(ちほうのよさん)(local budget)
収入と支出の見積りのことを地方公共団体の予算と言う。地方の予算は、首長が作成し、地方議会の議決をへて成立する。
まず、首長は、その年度の予算案を議会に提出する。ふつうは、2月末から開かれる議会に予算案が提出される。議会では「予算をどのように使うか」を話し合う。 ここで議決されると、最終的な予算が決定される。これがその年度の4月からの予算だ。
地方公共団体には、地方税、地方交付税交付金、国庫支出金などの収入が入ってく。これが地方の歳入になる。この地方税は、都道府県では事業税と道府県民税が中心だ。また、市町村では固定資産税と市町村民税が中心だ。
この歳入を財源として、地方は仕事をする。具体的には、学校、公民館、図書館、公園、病院、上下水道などの整備、ごみ処理、警察、消防などが地方公共団体の仕事だ。これらにかかる経費が、地方の歳出だ。
(2000.10.14掲載)
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