国策としてのデジタル化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 02:37 UTC 版)
日本の高度経済成長を支えたものは、テレビジョン・冷蔵庫・洗濯機などの家庭電化製品であった。 しかし、日本の産業を重厚長大型から軽薄短小型へ移行された1983年頃から、ワードプロセッサや、パーソナルコンピュータなどデジタル家庭電化製品が庶民の手に届くようになる。 政府が国策により、日本の輸出主力を、アナログ家電からデジタル家電に改めたのであった。いわゆる産業構造の転換である。 1980年代後半に登場した携帯電話は、初期のアナログ方式から電波利用効率の高いデジタル方式への切り替えにより、料金の低下と普及率の上昇をもたらした。 21世紀は「デジタルの世紀」という表現もある。 アナログのテレビジョン放送も、日本では2011年に廃止した。デジタル化は消費者の負担を伴うが(テレビ受像機の買い替えが必要となるなど)、日本企業が欧米企業に負けないための政策だとも言われる。 令和三年に 『デジタル社会形成基本法』が施行された。ここで言うデジタルは「インターネットその他の高度情報通信ネットワーク」や「電磁的記録」、人工知能などハイテクの事である。
※この「国策としてのデジタル化」の解説は、「デジタル」の解説の一部です。
「国策としてのデジタル化」を含む「デジタル」の記事については、「デジタル」の概要を参照ください。
- 国策としてのデジタル化のページへのリンク