和製ジゴマ登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 02:26 UTC 版)
福宝堂のヒットに続こうと、他の興行会社はジゴマ映画を日本で製作する。1912年8月には吉澤商店製作の『日本ジゴマ』が公開、これは千人の手下を持ち日本ジゴマと呼ばれる怪賊荒島大五郎と探偵の追走・対決劇で、房総半島での当時としては珍しい大掛かりな実地ロケを行い、また外国映画の手法も取り入れたものだった。さらに続編として『ジゴマ改心録』、『大悪魔』を9月に公開。エム・パテー商会は『新ジゴマ大探偵』を9月公開。いずれも連日大入りの大ヒットとなった。福宝堂映画として『ジゴマ大探偵』『続ジゴマ大探偵』も製作された。 東京でのヒットに続き、福宝堂の全国の上映館でもジゴマを公開。また弁士駒田好洋の巡業隊がジゴマのフィルムを番組に加えて、1912年から地方巡業を行い、「頗る非常大博士」の名で知れ渡っていた駒田の人気も相まって、これも大入り満員続きとなった。
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