吉田勘兵衛
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吉田 勘兵衛（よしだ かんべえ、慶長16年（1611年） - 貞享3年7月26日（1686年9月13日））は、江戸時代前期の材木商。諱は良信。吉田新田を開墾したことで知られ、高島嘉右衛門、苅部清兵衛らとともに横浜三名士といわれる。
注釈
- ^ 豊能郡地黄村（現在の能勢町）の真如寺に所蔵される『能勢東郷誌』や同村清普寺の旧記には、波多野氏の子孫が西田姓を名乗ったことが記される[2]。また豊能郡歌垣村大字吉野（能勢町）に所在する「波多野勘兵衛尉宗春墓碑」の碑文では、織田信長の家臣・明智光秀に攻められた数掛山城主・波多野秀親の子が能勢へと逃れて波多野勘兵衛尉宗春と称し、その宗春の子が西田芦右衛門尉重次を名乗ったとされている[3]。西田重次は元和5年（1619年）に生まれ、その子孫は西田姓を名乗り続けているが、重次も吉田勘兵衛同様、寛永年間に江戸に出ており[3]、吉田勘兵衛と同一視されることがある[4][5]。
- ^ 大正13年（1924年）に十世孫吉田勘兵衛良循の名義で作成された吉田勘兵衛良信の小伝[6]。
- ^ 石野瑛による[8]。ただし根拠となる資料は不明[9]。
- ^ 斉藤 (2017, p. 48) は「荒川区」とするが「葛飾区」の間違いと考えられる。石野瑛が吉田勘兵衛との関連で調査に赴いた「猿ヶ又」も当時の水元村（現・葛飾区）である[13]。
- ^ 石野瑛は吉田新田の名付けと名字帯刀許可の主体を4代将軍・徳川家綱とするが[22]、その根拠となる資料は残されていない[23]。
出典
- ^ 石野 1936, pp. 88–94.
- ^ 石野 1936, pp. 88–89.
- ^ a b 石野 1936, pp. 89–90.
- ^ “文化財への道 2018・3 横浜開拓の先駆者 吉田勘兵衛（②西田芦衛門重次）”. 広報のせ 平成30年3月号（ナンバー657）. 能勢町. 2018年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ “文化財への道 横浜開拓の先駆者 吉田勘兵衛（③勘兵衛良信）”. 広報のせ 平成30年4月号（ナンバー658）. 能勢町. 2018年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ 斉藤 2017, pp. 39–41.
- ^ 斉藤 2017, p. 40.
- ^ 石野 1936, p. 88.
- ^ 斉藤 2017, p. 44.
- ^ a b 石野 1936, p. 88; 斉藤 2017, p. 44.
- ^ 斉藤 2017, pp. 44–45.
- ^ a b c 斉藤 2017, p. 45.
- ^ 石野 1936, pp. 229–235.
- ^ 斉藤 2017, p. 48.
- ^ a b 「贈従五位吉田勘兵衛翁事蹟」。
- ^ 斉藤 2017, p. 49.
- ^ 石野 1936, pp. 49–50; 斉藤 2017, pp. 47–49.
- ^ 石野 1936, p. 50; 斉藤 2017, pp. 49–50.
- ^ 石野 1936, p. 50; 斉藤 2017, p. 52.
- ^ 石野 1936, p. 50; 斉藤 2017, p. 54.
- ^ 斉藤 2017, pp. 54–55.
- ^ 石野 1936, p. 50.
- ^ 斉藤 2017, p. 55.
- ^ a b 斉藤 2017, pp. 47–48.
- ^ 寛文6年（1666年）3月付「子孫」宛「覚」による。
- ^ 斉藤 2017, pp. 58–59.
- ^ 斉藤 2017, p. 58.
- ^ 遠山景澄 編『京浜実業家名鑑』京浜実業新報社、1907年、265頁。
- ^ “吉田真太郎”. 特定非営利活動法人 日本自動車殿堂. 2021年4月19日閲覧。
- ^ 佐々木烈. “初の国産自動車「吉田式」の製作者 元東京自動車製作所 所長 吉田 真太郎” (PDF). 特定非営利活動法人 日本自動車殿堂. 2021年4月19日閲覧。
- ^ 石野 1936, p. 87; 斉藤 2017, p. 58.
- ^ 石野 1936, pp. 75, 84–87; 斉藤 2017, p. 42.
- ^ a b 石野 1936, p. 87.
- ^ 石野 1936, pp. 67, 87.
- ^ 田尻佐 編『贈位諸賢伝 二』国友社、1927年、667-668頁。田尻佐編『贈位諸賢伝 増補版 上』近藤出版社、1975年、「特旨贈位年表」53頁。
- ^ 石野 1936, p. 49; 斉藤 2017, pp. 28–29.
- ^ a b 石野 1936, p. 68; 斉藤 2017, pp. 48–49.
- ^ a b 石野 1936, pp. 71–72; 斉藤 2017, pp. 55–57.
- ^ 石野 1936, pp. 84–85.
- ^ a b 斉藤 2017, pp. 55, 57.
- ^ 『武相叢書 第6編 (横浜旧吉田新田の研究)』武相考古会、昭和11、222頁。
[続きの解説]
「吉田勘兵衛」の続きの解説一覧
- 1 吉田勘兵衛とは
- 2 吉田勘兵衛の概要
- 3 脚注
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