反ニュートリノとは? わかりやすく解説

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反ニュートリノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 06:24 UTC 版)

反ニュートリノ(はんニュートリノ、Antineutrino)は、ベータ崩壊の際に生成する中性の粒子で、ニュートリノに対する反粒子である。1930年にヴォルフガング・パウリによって理論的に予測され、1956年にフレデリック・ライネスクライド・カワンによって最初に検出された。中性子陽子に崩壊するベータ崩壊の過程で放出される。スピンは1/2で、レプトンファミリーの1つである。これまでに観測された反ニュートリノは全て右回りのヘリシティーを持つ。反ニュートリノは重力相互作用弱い相互作用によってのみ、他の物質と反応するため、実験的に検出することは大変困難である。ニュートリノ振動の実験により、反ニュートリノは質量を持つことが示唆されたが、ベータ崩壊の実験により、その質量はかなり小さいことが分かっている。


  1. ^ LLNL/SNL Applied Antineutrino Physics Project. LLNL-WEB-204112 (2006): http://neutrinos.llnl.gov/
  2. ^ Applied Antineutrino Physics 2007 workshop: アーカイブされたコピー”. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月5日閲覧。
  3. ^ DOE/Lawrence Livermore National Laboratory (2008, March 13). New Tool To Monitor Nuclear Reactors Developed. ScienceDaily. Retrieved March 16, 2008, from http://www.sciencedaily.com/releases/2008/03/080313091522.htm


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