原稿紛失のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 13:42 UTC 版)
比較思想学者中村元は『仏教語大辞典』の原稿3万枚を編集の引っ越しのドタバタで廃棄されてしまった。しかし、怒っても見つからないと8年がかりで再び原稿を完成させ、1975年に別の出版社から刊行した。「以前より良いものができた。逆縁が転じて順縁となった」とコメントしている。 数学者オーギュスタン=ルイ・コーシーは、革新的な数学の発見をしたガロア、そしてアーベルの論文を審査するために受け取った後に紛失している。この論文の紛失は両者の早すぎる死の遠因とも言われる。
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