単純所持による摘発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 05:49 UTC 版)
単純所持による初の摘発が、2015年(平成27年)9月1日に、沖縄県警察でなされた。プールで、利用者から「携帯を持って不審な行動を取る男性がいる」と通報があって発覚。ただし、書類送検容疑は8月2日、インターネットで集めた5~11歳の女児の全裸写真10点を、スマートフォンに保存していた疑いである為、プールでの撮影ではなく、インターネット上の単純所持で、違法となる画像をダウンロードが摘発理由となる。 同年10月に宮城県警察による2件目の単純所持による書類送検。9月の事件同様に不審な行動から通報されスマートフォンから児童ポルノが発見される。11月には、写真共有アプリ(写真袋)等から「ダウンロードした児童ポルノの動画を所持していた小学校教諭が、また福島県や女児の裸の画像2枚をスマートフォンに保存した埼玉県の男性が書類送検された。12月には神奈川県の男性教師に児童ポルノ法違反(自己性的目的所持)による罰金20万円の略式命令が横浜簡易裁判所より下された。男性は「画像共有ソフト(写真共有アプリ)を使って取り込み、持っていた」と供述。 2016年2月17日には、30万点の児童ポルノ画像を所持していた男性を警視庁が書類送検したところ、グーグルマップ改ざん事件で摘発された犯行グループの1人であった同男性の押収されたパーソナルコンピュータから、94万点ものわいせつ画像が発見され、そのうちの3分の1が児童ポルノであると見られている。警視庁は画像入手元である「米国有料会員制サイト」を、日米刑事共助条約に基づきアメリカ合衆国連邦政府へ削除要請する方針。2月18日には、盗撮容疑の捜査の過程でPCを解析した結果、児童ポルノ画像が発見され単純所持で男性が書類送検される。 2016年4月6日には、職場のPCで児童ポルノを閲覧していた男性が児童ポルノを自動検知するソフトを導入していた会社から警察に通報され、児童ポルノ所持容疑で送検された。家宅捜索で自宅から児童ポルノが記録されたハードディスクが押収された。 2017年11月に国内最大規模の児童ポルノ販売サイトが摘発され、同時に約7000人分の購入リストが見つかっている。警視庁は2018年12月11日時点で約870人が摘発されたと公表している。
※この「単純所持による摘発」の解説は、「児童ポルノ」の解説の一部です。
「単純所持による摘発」を含む「児童ポルノ」の記事については、「児童ポルノ」の概要を参照ください。
- 単純所持による摘発のページへのリンク