単純再生産
単純再生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/06 21:59 UTC 版)
不変資本をc、可変資本をv、剰余価値をmとする。生産財を作るI部門と消費財を作るII部門があるとし、年生産物がI部門が6000、II部門が3000であるものとし、各部門の価値の割合を以下のようにする。 I II (ここで、I部門の式は、6000ある生産物の価値が不変資本4000と可変資本1000と剰余価値1000に分けられるという意味である。文字は代数ではないので、右辺の数字のみを足し算すれば、左辺の数字に等しくなる) ところで、I部門では4000cと1000vが労働者と資本家との間で分配されるが、これは生産手段である。 この表式において、単純再生産が成り立つにはI部門の生産物がII部門の生産手段、言い換えれば不変資本となることが必要である。つまり、価値の大きさが I II であることが条件である。
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単純再生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 23:23 UTC 版)
単純再生産(simple reproduction)とは同じ価値を持つ商品を同じ規模で再生産することを指す。マルクス経済学では拡大再生産の基礎過程として考えられており、資本主義経済における単純再生産では剰余価値が資本に追加されずに、資本家に消費される事態であり、また同時に資本と賃労働の関係をも再生産する事態であると考えられている。(再生産表式を参照)
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