医薬情報担当者とは? わかりやすく解説

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いやくじょうほう‐たんとうしゃ〔イヤクジヤウホウタンタウシヤ〕【医薬情報担当者】

読み方:いやくじょうほうたんとうしゃ

エム‐アール(MR)


医薬情報担当者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 01:46 UTC 版)

医薬情報担当者(いやくじょうほうたんとうしゃ、: Medical RepresentativeMR)とは、医薬品の適正使用のため医療従事者を訪問することなどにより、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主な業務として行う者のことを指すため、MRは製薬企業の代表者としてドクターや薬剤師などの医療関係者を訪問し、治療に関する医薬情報を提供する役割である[1]


注釈

  1. ^ 医薬品市場のエンドユーザーは消費者(患者)であることは他業界と変わらないが、購買決定者は病院ではなく、処方権を持つ医師であり、その購買費用の大部分は各種健康保険組合から支払われるという特殊な流通形態を持っている。また、流通販路の段階でも卸売業者が間に入ることは他業界と変わらないが、医薬品の価格が未決定の状態で納入、使用されることが大半であり(長期価格未妥結、総価山買いと呼ばれる)、対価のない状態で流通が行われるという商慣行が続いている。
  2. ^ MR資格が創設される際の議論の中には、MR資格を国家試験にし、かつMR資格を持ったものしか営業活動をしてはならない、という手厳しい議論もあった。しかし、売上と利益を稼ぐ営業人員の確保の難しさに繋がると考えた製薬メーカーの猛烈な反発によりその議論は撤回され、現在の業界の自主認定試験という形態に落ち着いている。
  3. ^ 更新には公益財団法人MR認定センターが定める所定の教育研修の履行が必要である。製薬企業に所属しているMRの場合は、企業が行うMR認定研修(導入・継続研修)に参加・受講し、5年間の認定研修修了報告があれば更新される。また、研修修了報告がない場合でも、センターが行っている補完通信教育講座の教育研修に参加・受講し、合格すればMR認定証は更新されるため、再度MR認定試験を受験する必要はない。詳しくは公益財団法人MR認定センターを参照。

出典

  1. ^ MRの仕事を知る | 新卒採用 | 採用情報 | 日本イーライリリー”. www.lilly.com. 2024年5月8日閲覧。
  2. ^ 公益財団法人MR認定センター. “MRとは”. 2011年4月3日閲覧。
  3. ^ 村上龍『13歳のハローワーク』より
  4. ^ a b c 公益財団法人MR認定センター (2011年9月). “2011年版MR白書-MRの実態および教育研修の変動-” (pdf). 2012年3月4日閲覧。
  5. ^ 公益財団法人MR認定センター (2014年7月). “2014年版MR白書-MRの実態および教育研修の変動-” (pdf). 2014年7月21日閲覧。
  6. ^ 日本製薬工業協会 (2008年3月19日). “医療用医薬品プロモーションコード” (PDF). 2011年3月9日閲覧。
  7. ^ 厚生労働省 (2007年8月30日). “新医薬品産業ビジョン-イノベーションを担う国際競争力のある産業を目指して-” (pdf). 2011年3月13日閲覧。


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