杏林大病院割りばし死事件
(割箸事件 から転送)
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杏林大病院割りばし死事件(きょうりんだいびょういんわりばししじけん)とは、1999年(平成11年)7月10日(土曜日)に東京都杉並区で綿菓子を食べていた男児が転倒して、喉を割り箸で深く突き刺し、その後死亡した事故[1]。単に割り箸事件とも呼ばれる[2]。その後、刑事・民事訴訟で医師の過失の有無が争われたが、いずれも医師に過失はなく男児の救命は不可能であったとの判決が下った[3][4]。
- ^ a b c d e f 読売新聞社会部『ドキュメント検察官…揺れ動く「正義」』(初版)中央公論新社〈中公新書〉(原著2006年9月25日)、p. 182頁。ISBN 9784121018656。
- ^ 橋本佳子. “新着レポートインタビューオピニオン地域情報(県別)スペシャル企画医師調査臨床賛否両論 医療維新 “割りばし事件”、無罪に導いた医師証人、経験を語る”. 2018年12月9日閲覧。(要登録)
- ^ a b “割りばし死事故、担当医、無罪確定へ/東京高検が上告断念”. 京都府保険医協会 (2008年12月5日). 2020年1月15日閲覧。
- ^ a b c 橋本佳子 2009, vol1.
- ^ a b c d e f g h i j 平成20年2月12日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成12年(ワ)第21303号損害賠償請求事件
- ^ 「「割りばし事故」で医師無責刑事・民事で過失判断に違い」『日経メディカル』2008年5月。
- ^ 亀甲綾乃 (2008年11月20日). “一審では認定された医師の過失も否定“割りばし事故”二審も医師に無罪判決”. 日経メディカルオンライン 2009年7月19日閲覧。(要登録)
- ^ a b 橋本佳子 2009, vol2.
- ^ “割りばし死亡訴訟、2審も訴え退ける”. TBS. (2009年4月15日). オリジナルの2009年4月19日時点におけるアーカイブ。 2009年7月19日閲覧。
- ^ a b “「謝罪して欲しい」両親ら痛切 男児割りばし死亡事件”. 朝日新聞. (2008年11月21日). オリジナルの2008年12月2日時点におけるアーカイブ。 2009年7月19日閲覧。
- ^ 吉澤信夫「歴史に学ぶ歯科医療の打開(Ⅵ) 医療と法の関係と歯科的課題」『歯科学報』第111巻第7号、2011年、584頁。
- ^ a b c 長谷川誠 (2009年6月18日). “「割りばし事件」に対する報道はペンの暴力”. 日経メディカルオンライン 2009年7月9日閲覧。(要登録)
- ^ 吉澤信夫「歴史に学ぶ歯科医療の打開」(PDF)『歯科学報』、東京歯科大学、2011年。
- ^ 小松秀樹『医療の限界』新潮社、2007年、33-34頁。ISBN 9784106102189。
- ^ a b c 橋本佳子 2009, vol4.
- 1 杏林大病院割りばし死事件とは
- 2 杏林大病院割りばし死事件の概要
- 3 医学的見地から
- 4 参考文献
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