制限活性空間SCF(RASSCF)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 16:48 UTC 版)
「多配置自己無撞着場」の記事における「制限活性空間SCF(RASSCF)」の解説
CASSCFでは活性軌道の数が増えるとCSFの数も増え、計算コストも増加するため、使用するCSFをより少なくすることが望ましい場合がある。このための1つの方法は、活性空間を分割し、その部分空間における電子の数の最大数と最小数を制限することである。RASSCFはこのような方法の一つであり、活性空間を3つの部分空間に分割し各部分空間の電子の最大数と最小数を指定する。例えば、強く占有された部分空間からは1電子または2電子の励起のみに制限(最小数を最大数より2だけ小さく設定)する、部分空間内の電子数を最大2個に制限する、などの指定方法がありうる。
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