別都道府県での地方大会開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:56 UTC 版)
「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の記事における「別都道府県での地方大会開催」の解説
地方予選大会は原則としてその都道府県にある野球場での開催となっているが、他の都道府県に会場を移して開催した事例もある。 1920年の四国大会決勝戦の香川商(現在の高松商)対松山商は兵庫県の鳴尾球場で行われた。これは当時、過去の試合中のトラブルで遺恨のあった香川県勢と愛媛県勢の対戦による、両県の観客間の騒動を回避するため四国外で開催されたものである。 1991年から1993年ごろには、大阪大会で球場難を理由としてそのケースがあった。1990年まで使用された大阪スタヂアムが野球場としての機能を停止させたため、その代替球場として奈良市・鴻ノ池球場と西宮市・阪急西宮スタジアムの2ヶ所を使用して行った。なお、その後大阪府には大阪ドーム(現京セラドーム大阪)、舞洲ベースボールスタジアム、南港中央公園野球場、豊中ローズ球場などが建設されたことから現在は越境開催は行っていない。また、鴻ノ池球場はその後も奈良県大会で使用されていたが、高校統廃合による試合数減少に伴い2008年以降は奈良県大会では使用されていない。 また、西東京大会の決勝戦や開幕試合などは東東京地区にある神宮球場を使用している。一方、東東京大会の試合が西東京地区の球場(府中市民球場、明大球場など)で開催されることもあり、2000年代以降はほぼ毎年行われている。
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