六角義信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/30 19:18 UTC 版)
六角 義信(ろっかく よしのぶ)は、南北朝時代の守護大名。近江国守護。六角氏5代当主。
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- ^ 六角定詮(山内信詮)が氏頼に代わって守護となり正平6年/観応2年の8月段階に在任していたことが足利尊氏の御教書から判明するが、9月に発生した近江国内の攻防には攻撃側(直義陣営)に「佐々木五郎左衛門尉」(『天正本太平記』)が、守備側(尊氏陣営)に「当国(近江)守護氏頼舎弟」(『園太暦』観応2年9月11日条)がいたことが判明する。佐々木五郎左衛門尉は六角定詮の別名であるために彼が「当国守護」であることはあり得ない。このため、9月段階では『天正本太平記』に「佐々木四郎左衛門尉」の名前で登場して尊氏陣営による佐々木城(観音寺城)の防衛に参加している氏頼のもう一人の弟である直綱が守護に補任されていたと考えられている(下坂守「近江守護六角氏の研究」(初出:『古文書研究』12号(1978年)/所収:新谷和之 編著『シリーズ・中世西国武士の研究 第三巻 近江六角氏』(戒光祥出版、2015年)ISBN 978-4-86403-144-8))。
- ^ 『師守記』貞治元年12月2日条。
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