公立学校における学校週5日制の導入
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「学校週5日制」の記事における「公立学校における学校週5日制の導入」の解説
公立学校では1992年から段階的に実施され、2002年度から完全導入された。 1992年9月12日から公立小中学校及び高等学校の多くで毎月第2土曜日が休業日になった。 1995年4月22日からは第2土曜日に加え第4土曜日も休業日となった。隔週学校週5日制とも言われる。 2002年4月6日から公立小中学校及び高等学校の多くで毎週土曜日が休業日となり完全な学校週5日制となった。さらに「学校教育法施行規則」を改定し、公立学校に対しては法的拘束力を持たせた。 一方で、完全導入以降も一部で土曜日の授業が行われたり、週5日制の見直しが議論された。 2003年 - 2008年: 民主党は、マニフェストに学校5日制の見直しを盛り込んだ。安倍晋三政権では、安倍教育改革の一環として、学力向上のための授業時間数増加を図るために、長期休暇の短縮、一日の授業時間数の増加のほか、土曜日の補習を検討した。また、教育再生会議は、今後の検討課題として、学校週5日制の見直しを提言に盛り込んだ。しかし、結局学校週5日制は見直されることはなかった。 2010年 - 東京都教育委員会では条件や制限付きで小中学校の土曜日の授業を認めた。但し、2011年現在でも学校教育法施行規則の休業日の項が改定されたというわけではないため、基本的に公立学校は学校週5日制のままである。 2012年 - 大阪市教委が、学力向上や地域との連携を図るため、11月17日から市立小5校で土曜授業を導入。大阪では土曜授業は約10年ぶりの復活となる。土曜授業は、2011年秋の市長選で橋下徹大阪市長が公約に掲げており、2013年度から市立小中学校全429校で実施。 2015年 - 大垣市教育委員会が、郷土の文化を学習することを目的として、市立小中学校全校で土曜授業を導入。 2020年 - 新型コロナウイルス感染症 に伴い、4月20日から5月29日まで公立小中学校・高等学校が臨時休校とされた。遅れを取り戻すために多くの地域で土曜授業、夏休みの短縮、平日の授業時間の延長などが行われた。
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