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佐藤俊樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 08:43 UTC 版)

佐藤 俊樹(さとう としき、1963年 - )は、日本の社会学者。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。専攻は比較社会学、日本社会論。組織学会高宮賞受賞[1]

経歴

広島県広島市安佐南区出身。広島学院高等学校卒、1985年東京大学文学部社会学科卒業。89年同大学院社会学研究科博士課程中退。大学院時代の指導教官は山本泰。1992年「「近代」の地平 日本と西欧における個人/組織/社会」で東大社会学博士。主査は盛山和夫東京工業大学工学部社会工学科助教授、1997年東京大学大学院総合文化研究科助教授、2007年准教授[2]、09年教授。

階層社会研究を専門とする一方でサブカルチャーについても造詣が深い。西尾維新の小説の書評を数多く執筆し、読売新聞コラムにおいて鎌池和馬などのライトノベルを推薦したこともある。アニメにも詳しく、『文藝春秋』に寄せた文章の中で『ぱにぽにだっしゅ!』について言及していた[要出典]漫画家士郎正宗のファンでもある[要出典]

著書

単著

  • 『近代・組織・資本主義――日本と西欧における近代の地平』(ミネルヴァ書房、1993年)
  • 『ノイマンの夢・近代の欲望――情報化社会を解体する』(講談社選書メチエ、1996年)
    • 『社会は情報化の夢を見る』(河出文庫、2010年)、改訂
  • 『不平等社会日本――さよなら総中流』(中公新書、2000年)
  • 『00年代の格差ゲーム』(中央公論新社、2002年)
    • 『格差ゲームの時代』(中公文庫、2009年)、改訂
  • 『桜が創った「日本」――ソメイヨシノ 起源への旅』(岩波新書、2005年)
  • 『意味とシステム――ルーマンをめぐる理論社会学的探究』(勁草書房、2008年)
  • 『叢書・現代社会学③ 社会学の方法 その歴史と構造』(ミネルヴァ書房、2011) 
  • 『社会科学と因果分析:ウェーバーの方法論から知の現在へ』(岩波書店、2019年)
  • 『メディアと社会の連環 ルーマンの経験的システム論から』(東京大学出版会、2023年2月)
  • 『社会学の新地平』(岩波新書、2023年11月)

共編著

  • 友枝敏雄)『言説分析の可能性――社会学的方法の迷宮から』(東信堂, 2006年)
  • 『自由への問い 6 労働 働くことの自由と制度』責任編集 岩波書店 2010
  • 『社会学ワンダーランド』山本泰,佐藤健二共編著 新世社 2013

関連項目

脚注

  1. ^ 組織学会「高宮賞」”. AAOS-組織学会 (2020年6月16日). 2021年1月15日閲覧。
  2. ^ 『駒場2001』東大教養学部



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