にじゅうしんぱつ‐じしんめん〔ニヂユウシンパツヂシンメン〕【二重深発地震面】
二重深発地震面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:54 UTC 版)
東北日本(東日本)の太平洋側で顕著である。北海道・千島列島南部でもみられる。日本海溝と千島海溝南部に当たる。深発地震面に上面と下面があり、数十kmの間をとってほぼ平行に並んでいる。上面では圧縮力が、下面では引っ張りの力が、それぞれ沈み込み方向と並行に存在して地震を発生させていると考えられている。斜めに沈み込んでいて、スタグナントスラブに対応する最深部の反り返りもよくわかる。ただし、東北日本では上面が更に2層に分かれており、上層で正断層型の地震が多発していることも分かっている。
※この「二重深発地震面」の解説は、「深発地震」の解説の一部です。
「二重深発地震面」を含む「深発地震」の記事については、「深発地震」の概要を参照ください。
- 二重深発地震面のページへのリンク