二上山 (奈良県・大阪府)
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二上山(にじょうさん[注釈 1][注釈 2])は、奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる山。かつては大和言葉による読みで「ふたかみやま」と呼ばれた。金剛山地北部に位置し、北方の雄岳 (517m) と南方の雌岳 (474m) の2つの山頂がある双耳峰で、大阪みどりの百選に選定されている[2]。また、石器に使われた讃岐岩(サヌカイト)の産地である。
注釈
- ^ 現在の読みは「にじょうさん」とされている。(国土地理院・奈良県の主な山岳標高 より)
- ^ 「にじょうさん」と「にじょうざん」のどちらで読んでも構わないとする見解もある[1]。
出典
- ^ “二上山の読み方は、「にじょうさん」「にじょうざん」のどちらが正式なのか。”. レファレンス協同データベース. 国立国会図書館 (2018年8月1日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “大阪みどりの百選”. 大阪府. 2016年12月23日閲覧。
- ^ a b 菊地義裕「二上山と大津皇子の「移葬」」『万葉古代学研究所年報』(7) 奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所 NAID 40016608139 2009-03 pp.47-62.
- ^ a b 渡部修「ヤマトの西と東と--古道にみる二上山地域」『万葉古代学研究所年報』(7) 奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所 NAID 40016608137 2009-03 pp.15-31.
- ^ 香芝市二上山博物館 展示解説シート No. 1 威名真人 - 二上山と火葬の文化 - (PDF) 、2020年3月28日閲覧。
- ^ 万葉集に収録されている二上山を詠んだ歌は「万葉集:二上山」を参照。
- ^ 「岩屋」『日本歴史地名大系 28 大阪府の地名』平凡社、1986年。
- ^ 「岩屋」『国指定史跡ガイド』講談社(リンクは朝日新聞社「コトバンク」)。
- ^ 岩屋 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 「鹿谷寺跡」『日本歴史地名大系 28 大阪府の地名』平凡社、1986年。
- ^ 「鹿谷寺跡」『国指定史跡ガイド』講談社(リンクは朝日新聞社「コトバンク」)。
- ^ 鹿谷寺跡 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 『天の二上と太子の水辺』(学生社 2011年)
- 1 二上山 (奈良県・大阪府)とは
- 2 二上山 (奈良県・大阪府)の概要
- 3 地理
- 4 岳のぼり
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