ちだけ‐さし【乳×茸刺】
ちだけさし (乳茸刺)
●わが国の本州から四国、九州に分布しています。山野のやや湿ったところに生え、高さは30~80センチになります。茎や葉柄には褐色の長い毛があります。葉は2~4回奇数羽状複葉で、小葉は卵形から倒卵形です。縁には重鋸歯があり、基部はくさび形から切形です。6月から8月ごろ、直立した細長い円錐花序に、淡紅色から白色の花を咲かせます。花序の枝は短く、ほとんど分枝しません。花弁はへら形で、葯は淡紅紫色です。名前は、食用になる「チチタケ(Lactariusvolemus)」を茎に刺して持ち帰ったことから。
●ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で、学名は Astilbe microphylla。英名はありません。
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