中間財貿易理論の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/16 06:19 UTC 版)
中間財(intermediate goods)の概念は1950年代から存在したが、1980年代以降、中間製品(middle products)、投入財(input goods)などが貿易理論の主題として登場した。ほとんどどんな最終製品も国内あるいは海外の多くの投入財を利用していることを分析に取り入れるためであった。 近年にいたるまで、貿易は、基本的には最終財を取引するものと考えられていた。投入財の現在でも、教科書で中間財・投入財を扱うものは例外的でしかない。これは、中間財貿易の重要性を認識していないというよりも、中間財現象を分析する理論の不在がもたらしたものであった。フェーンストラは、今日では大学院レベルの貿易理論は生産分担(production sharing)あるいはアウトソーシングの主題を欠いては不完全であるとし、同じことは学部水準でも真理であると注記している。。
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