中村隆治
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中村 隆治（なかむら りゅうじ、1882年〈明治15年〉5月7日 - 1943年〈昭和18年〉4月9日）は、日本の精神科医、精神医学者。医学博士。新潟医学専門学校精神病学教室初代教授。新潟医科大学名誉教授。位階は正三位。
注釈
- ^ 1909年（明治42年）6月の第1期医学科試験に合格、1911年（明治44年）7月に医学科の全課程を修了、同年9月から12月まで実施された第2期医学科試験に合格して医師免許を取得、1912年（明治45年）7月10日の「卒業證書授與式」で卒業証書を受領。
- ^ 1913年（大正2年）1月31日に東京府巣鴨病院の医員になった中村隆治は、同僚の斎藤茂吉に説得されて斎藤茂吉の代わりに外来・入院患者のワッセルマン反応を調べる係になった[4]。
- ^ 1921年（大正10年）12月26日にベルリンで中村隆治は斎藤茂吉にケンピンスキーの料理をおごった。また、中村隆治は斎藤茂吉から、ハンブルクとウィーン、どちらで研究すればいいか意見を求められ、回答を述べた[5]。
- ^ 1942年（昭和17年）9月7日に、「爽やかに退官の辞令受けにけり」という俳句を詠んで退官した中村隆治は、俳号「力中」、ホトトギス派の俳人であった[9][12]。
- ^ 1943年（昭和18年）5月17日に新潟医科大学法医学教室教授で俳人の高野素十が、「豆飯を供へ故人となられたる」という中村隆治の人柄が清潔であったと思わせる悼句を詠んでいる[14]。
出典
- ^ 『越佐と名士』420頁。『越佐名士錄』420頁。
- ^ a b 『水原鄕土史』286頁。
- ^ a b c d 『水原町編年史 第四巻』613頁。
- ^ 『齋藤茂𠮷全集 第十巻』旧版、371頁。『齋藤茂𠮷全集 第七巻』新版、674頁。
- ^ 『齋藤茂𠮷全集 第八巻』旧版、524-525頁。『齋藤茂𠮷全集 第七巻』新版、305-306頁。
- ^ a b 教室の沿革/新潟大学医学部精神医学教室
- ^ a b c d e 『精神神經學雜誌』第47巻第8号、巻頭。
- ^ 『精神神経学雑誌』第109巻第8号、723頁。
- ^ a b c d e 『新潟県大百科事典 別巻』311頁。『新潟県大百科事典』復刻デスク版、1406頁。
- ^ a b 『水原人物風土記』48-49頁。
- ^ a b c 『新潟日報』2019年6月19日付別刷、C面。
- ^ a b c d e 『水原人物風土記』49頁。
- ^ 『新潟日報』1943年4月10日、1面。
- ^ 『素十俳句365日』91頁。
- ^ 『新潟日報』1942年12月22日、4面。
- ^ 『新潟大学二十五年史 部局編』571頁。
- ^ 「敍任及辭令」『官報』第3456号、447頁、内閣印刷局、1938年7月12日。
- ^ 「辭令二」『官報』第4438号付録、18頁、内閣印刷局、1941年10月23日。
- ^ 「敍任及辭令」『官報』第4709号、361頁、内閣印刷局、1942年9月18日。
- ^ 『齋藤茂𠮷全集 第三十六巻』新版、700頁。『會津八一・吉野秀雄 往復書簡〈下〉』329・336頁。
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