ヴィグディス・フィンボガドゥティルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 政治家 > 海外の政治家 > アイスランドの政治家 > ヴィグディス・フィンボガドゥティルの意味・解説 

ヴィグディス・フィンボガドゥティル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 08:55 UTC 版)

ヴィグディス・フィンボガドゥティル
Vigdís Finnbogadóttir

1985年9月撮影

任期 1980年8月1日1996年8月1日

出生 (1930-04-15) 1930年4月15日(94歳)
アイスランド王国レイキャヴィーク

ヴィグディス・フィンボガドゥティルアイスランド語: Vigdís Finnbogadóttir [ˈvɪɣtis ˈfɪnpɔɣaˌtouʰtɪr̥] ( 音声ファイル)1930年4月15日 - )は、アイスランドの政治家、第4代大統領。世界初の民選の女性国家元首

グルノーブル大学、パリ第4大学ソルボンヌ)、アイスランド大学文学演劇を学ぶ。英仏文学、特に両言語の戯曲を専攻し、教育学で学位を得る。親仏派である[1]

アイスランド語を用いたテレビ放送が始まってから2年後の1968年に、フランス語を教えるテレビ番組への出演によって有名になった[1]

1954年から演劇活動を始めた[1]1972年から1980年にレイキャビク劇団(Leikfélag Reykjavíkur)の美術監督を務め、1976年からはノルディック諸国文化問題諮問委員会のメンバーを兼任。1980年大統領就任。1984年1988年1992年再選。1996年よりハーバード大学の世界の女性指導者会議の議長を務める。ユネスコ親善大使として活躍中。

1989年、大統領として昭和天皇大喪の礼に参列。その後埼玉県岩槻市(当時)を訪れ、岩槻人形作りを視察した。

政策

EUの賛同者である。欧州経済領域(EEA)へのアイスランドの加盟を支持し、国内の猛反対を押し切って1994年に加盟を果たした。後に「私の職歴の中で一番の難局だった」と回想している。

現在多くのアイスランド人が最重要視している環境と言語に早くから重きを置いていた。環境の面では、火山性の島国アイスランドは欧州で最も森林が少ない国であるとして、植樹の重要性を訴えた。グルノーブルソルボンヌ大学で学び、アイスランド語、外国語の重要性を強調した。1980年の大統領就任演説では「言語は、アイスランドにおける私たちの城だ」と宣言した[1]

脚注

関連項目

関連本

  • 「世界ではじめての女性大統領のはなし」ラウン・フリーゲンリング (著), 朱位 昌併 (翻訳);平凡社;2024年5月27日発売;ISBN-13:978-4582839616
公職
先代
クリスチャン・エルジャン
アイスランド大統領
1980年 -1996年
次代
オラフル・ラグナル・グリムソン






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴィグディス・フィンボガドゥティル」の関連用語

ヴィグディス・フィンボガドゥティルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴィグディス・フィンボガドゥティルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴィグディス・フィンボガドゥティル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS