ルクッルスの戦役(前151年)
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「ヌマンティア戦争」の記事における「ルクッルスの戦役(前151年)」の解説
前151年に、執政官ルキウス・リキニウス・ルクッルスがヒスパニアに着任してマルケッルスに代わった。副官にスキピオ・アエミリアヌスを伴ったルクッルスは戦争の継続を望み、直前の戦争と無関係のワッカエイ(英語版)人の土地に侵入した。ルクッルスはカウカ(英語版)に攻撃をしかけ、講和を求めたカウカに対し、町の中に兵士を駐屯させることを要求して認められた。ルクッルスは兵士をカウカに入れると、和約を破って市民のほとんどを殺し、町を略奪した。 次いでルクッルスはインテルカティア(英語版)の町を攻撃した。インテルカティアは長く抵抗し、壁が破壊されてもローマ軍を撃退した。食糧が不足したため、ルクッルスはインテルカティアから物資の供給を受けるという条件で和議を結んだ。その後ローマ軍はパランティアを攻撃したが、得るものなく帰還した。
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