ルイ13世の誓願とは? わかりやすく解説

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ルイ13世の誓願

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 06:22 UTC 版)

ルイ13世の誓願』(: Le Vœu de Louis XIII, : The Vow of Louis XIII)は、フランス新古典主義の巨匠ドミニク・アングルが1820年から1824年にかけて、故郷モントーバンモントーバン大聖堂のために制作した祭壇画である。主題はフランス王国ブルボン王朝の第3代国王ルイ14世の誕生にまつわるフランスの故事から取られている。貧困に苦しんでいたフィレンツェ時代のアングルが4年の年月をかけて制作し、1824年サロンに出品した本作品は、ロマン主義の巨匠ウジェーヌ・ドラクロワのサロン出品作『キオス島の虐殺』(Scène des massacres de Scio)に対抗する新古典主義の大作として絶賛され、アングルに数々の社会的成功をもたらした[1]。現在はモントーバンのモントーバン大聖堂に所蔵されている。


  1. ^ a b c d e 『アングル展』「ルイXIII世の誓い」。
  2. ^ a b ヴァンサン・ポマレッド「国家の栄光である美術を開花させる」-ルーブル美術館と19世紀フランス絵画(『LOUVRE ルーヴル美術館展』p.16)。
  3. ^ a b c d ピエール・バルース「アングルの町、モントーバン」(『アングル展』)。
  4. ^ a b カリン・H・グリメ、p.70。
  5. ^ a b カリン・H・グリメ、p.68。
  6. ^ a b c d e 高階秀爾「芸術の革命家・写実主義者アングル」(『アングル展』)。
  7. ^ 『アングル 週刊アートギャラリー43』p.1350。
  8. ^ Le Vœu de Louis XIII de la cathédrale de Montauban, Historique de la présentation du Vœu de Louis XIII.
  9. ^ Exclusif : une copie d’Ingres par Duvidal de Montferrier retrouvée à Lons-le-Saunier”. La Tribune de l'Art (2015年4月23日). 2019年5月12日閲覧。


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