リ・リックト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 04:19 UTC 版)
「ジェームズ・ウィリアムソン」の記事における「リ・リックト」の解説
イギー&ザ・ストゥージズの活動休止を受けて、ソロユニットを別に持っていたマイク・ワットとスティーヴ・マッケイは、それぞれソロ活動を開始し、ウィリアムソンもソロとしては初のスタジオレコーディングとなるアルバム製作のための準備を開始した。 2014年3月、ウィリアムソンはソロアルバム『リ・リックト(英語版)』の製作を発表した。『ロー・パワー』時代のザ・ストゥージズの楽曲で、非常に有名だが正式にスタジオレコーディングされておらず、1970年代のライブ音源や海賊版でしか知られていないというものを改めてスタジオレコーディングする、という内容のアルバムだった。バックバンドはザ・ストゥージズのメンバーが務めるが、ヴォーカリストは休養中ということでイギーではなく、ロック界に多数いるストゥージズ・フォロワーたち、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、元デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラ、アリエル・ピンク、ザ・キルズのアリソン・モシャート(英語版)といった面々を起用した。 「有名なアウトテイクを正式にレコーディングし直す」というアイデアは、ウィリアムソンがイギー&ザ・ストゥージズに復帰した頃から、折に触れてイギーが「新曲を書くよりそちらの方がいい」と語っていたアイデアで、ウィリアムソンも乗り気だったが、このプランが一向に実現に向けて動き出さなかったため、ザ・ストゥージズの活動がフェードアウトするのを防ぐために実行に移したというものだった。しかし、この発表を受けてイギーはスポークスパーソンを通じ、ウィリアムソンのこの活動を不快に感じていることを表明した。 その後、ウィリアムソンとイギーの間で何らかの合意がなされたらしく、発表の5日後にイギーは一転してこの活動を認め、参加するヴォーカリストに感謝するという趣旨のコメントを発表した。また、ウィリアムソンはイギーのコメントを受けて、「療養中のスコット・アシュトンの体調が戻ればバンドは活動再開すると思う。」と語った。
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