リニアリティ
直線性。入力される信号に対し、出力される信号の「忠実度」を示す。信号が音に変換/増幅されたりする時、一定の比率通り大きく/小さくなるかどうか。リニアリティが悪いと音が崩れたりノイズに埋もれたりする。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 細谷信二)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
リニアリティ(操縦安定性)
入力と出力が直線的な関係にあることをいう。1次式の関係で示される。操縦安定性では、本来の数学的意味のほか、感覚的な表現としても使われる。操舵応答では、操舵角入力に対して、横加速度、ヨー、ロール、操舵力などの出力が直線的な関係にあるとき、リニアリティがあるという。概略的に、クルマの定常応答は横加速度4m/s2程度まではリニアリティがあるとして扱うことが多い。また、フィーリング用語としては、入出力が直線的な関係にあるように感じるか否かの表現で使われる。この場合、人間の感覚が物理量に対して比例していないため、必ずしも1次式の関係にはない。運転者が、リニアリティがあると感じるときは、一般に操縦性上好ましい状態であり、クルマの評価では重視される。
リニアリティと同じ種類の言葉
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