モーリッツ・モシュコフスキとは? わかりやすく解説

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モーリッツ・モシュコフスキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 06:19 UTC 版)

モーリツ・モシュコフスキMoritz Moszkowski, 1854年8月23日 ヴロツワフ - 1925年3月4日 パリ)はポーランド出身のユダヤ系ピアニスト作曲家指揮者


  1. ^ Encyclopædia Britannica は彼を「ドイツ人」として生まれたとしているが、他の文献、例えばルイス・スティーブンス(Lewis Stevens)の「ユダヤ人のクラシック音楽作曲家 Composers of classical music of Jewish descent」などでは彼はユダヤ人とされている。また、彼は自分がポーランド人であると主張したという意見もある。
  2. ^ 訳注:現ポーランド南部、シロンスク県ザヴィエルチェ郡の田園都市。(Pilica
  3. ^ ここでの作品はピアノ協奏曲(第1番)ロ短調 Op.3で、この曲は出版されず、2014年にようやく発見され、演奏・録音された。ピアノ協奏曲(第2番)ホ長調 Op.59はヨーゼフ・ホフマンに献呈されており、1899年に出版されている。モシュコフスキの作品が初めて世に出たのはこの頃であり、例えばその中には「スペイン舞曲 Spanish Dances Op.12」の原曲もある。この曲は元々ピアノ連弾のために作曲され、後にフィリップ・シャルヴェンカとヴァレンティン・フランクによって管弦楽編曲された。フィリップはヴァイオリンパートの編曲を行った。
  4. ^ モシュコフスキは音楽院での教職を25年間続けた。
  5. ^ 訳注:アメリカのピアニスト、指揮者、作曲家。リストの弟子でもあった。(Carl Lachmund
  6. ^ 訳注:フランクフルト生まれの劇作家、詩人。プロイセン芸術アカデミー(en)の会員だった。(Ludwig Fulda
  7. ^ 1906年、彼は17歳の娘シルヴィアを亡くした。その時息子はフランス陸軍に従軍していた
  8. ^ 訳注:フランス北部に多くある地名であるが、どこであるのかは原文からは定かでない。英文リンクも参照(Montigny
  9. ^ 訳注:ドイツの神経解剖学家、眼科学家。フンボルト大学ベルリンで眼科学の教授となった。ピアニストとしてはクライスラーシゲティとの共演歴がある。(Bernhard Pollack
  10. ^ a b 訳注:ナスル朝最後の君主、ムハンマド12世のスペイン語表記。(ボアブディル
  11. ^ 訳注:ロンドンでドイツ人の父とイギリス人の母の間に生まれたピアニスト。ドビュッシーの「子供の領分」をパリで初演した。
  12. ^ モシュコフスキはパデレフスキが初期のピアノ作品を出版するのに際して、非常に便宜を図ってやっていた。
  13. ^ 金額は15,000フランとなり、最初の支給は1925年3月1日であった。
  14. ^ モシュコフスキの初期作品にはショパンメンデルスゾーン、そして特にシューマンの影響が見てとれる。彼は後年独自の様式を作り上げていくが、そこにはピアノという楽器とその性能に対するシューマン流の巧みな感覚が明確に現れている。
  15. ^ 「スペイン舞曲第5番(ボレロ)」は、デヴィッド・リーン映画逢びき」のあるシーンでサロンの三重奏によって演奏されている。
  16. ^ 訳注:ビューローの発言は俗に言う「ドイツ3大B」のことであるが、対するモシュコフスキは自分を含めて頭文字がMの三人、しかもユダヤ人ばかりを集めている。
  17. ^ 訳注:ライプツィヒ音楽院ライネッケモシェレスに学んだ後、渡米。著名な弟子にエイミー・ビーチがいる。(Ernst Perabo
  1. ^ Aimeé M. Wood, Moritz Moszkowski, Etude Magazine. January, 1910. Accessdate: 11 June 2012
  2. ^ a b c d e フォービオン・ボウワーズ(Faubion Bowers)がイリーナ・ヴェレッド(Ilana Vered)の「15の熟練のための練習曲 Op.72」の録音のライナーノーツに記している。
  3. ^ Gerard Carter and Martin Adler, LISZT PIANO SONATA MONOGRAPHS - Arthur Friedheim’s Recently Discovered Roll Recording, p. 30, epubli (2010), ISBN 3869317957
  4. ^ a b c d e f Lazarous C. Triarhou, Moritz Moszkowski, Vol. 67 No. 6 (2012), European Neurology. Accessdate: 10 June 2012
  5. ^ S. Pratt, Waldo, The History of Music: A Handbook And Guide for Students, p. 680, Kessinger Publishing (2004), ISBN 1417938714
  6. ^ Lewis, Dave, Moritz Moszkowski (1854-1925), Classical Archives
  7. ^ a b c The Romantic Piano Concerto, Vol. 01 – Moszkowski & Paderewski”. 2012年10月22日閲覧。
  8. ^ Alan Walker Hans Von Bülow: A Life and Times pg. 289, Oxford University Press - USA (2009). ISBN 0-19-536868-1
  9. ^ Moritz Moszkowski, Moritz Moszkowski on Himself, Etude Magazine. January, 1910. Accessdate: 10 June 2012


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