モンティ・パイソンノット・ザ・メシアとは

モンティ・パイソンノット・ザ・メシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/09/19 15:14 UTC 版)

モンティ・パイソンノット・ザ・メシア（原題：Monty Python Not The Messiah (He's a Very Naughty Boy) ）^{[注 1]}は、モンティ・パイソンのメンバーエリック・アイドル演出の、コミック・オラトリオ（全5幕）である。

表話編歴モンティ・パイソン
グレアム・チャップマン - ジョン・クリーズ - テリー・ギリアム - エリック・アイドル - テリー・ジョーンズ - マイケル・ペイリンキャロル・クリーヴランド - コニー・ブース - ニール・イネス
テレビシリーズ	空飛ぶモンティ・パイソン（エピソード一覧） - 空飛ぶモンティ・パイソンドイツ版
映画	モンティ・パイソン・アンド・ナウ（1971年） - ホーリー・グレイル（1974年） - ライフ・オブ・ブライアン（1979年） - ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル（1980年収録 / 1982年公開） - 人生狂騒曲（1983年）
映画関連項目	ストーカー城 - ドゥーン城 / イアン・マクノートン - ジョン・デュ・プレ
舞台	スパマロット - ノット・ザ・メシア - モンティ・パイソン復活ライブ!
スケッチ	殺人ジョーク - 三つ星レストランにて - ナッジ・ナッジ - 死んだオウム - 木こりの歌 - バカ歩き省 - スペイン宗教裁判 - スパム - 哲学者サッカー - チーズ・ショップ
キャラクター	ガンビー
楽曲・アルバム	Always Look on the Bright Side of Life - シット・オン・マイ・フェイス - 銀河系の歌 - モンティ・パイソンシングス（1989年 / 2014年）
関連項目	作品一覧 - 須田泰成 - モンティ・パイソン (小惑星) - 空飛ぶモンティ・パイソン・トレーディングカード - モンティ・パイソンある嘘つきの物語グレアム・チャップマン自伝 - ミラクル・ニール!

脚注

注釈

^ 原題の "Messiah" は、英語読みならば「メサイア」が正しい。
^ ブライアンを救世主と勘違いして押し寄せた民衆に向かって、マンディが吐き捨てる台詞^[2]。
^ 演出のアイドルやデュプレ自身が、メイキングで言及している。なおヘンデルは、ドイツで生まれ英国に帰化しており、パイソンズの出身である英国では、自国の作曲家として扱われている（実際に、ドイツ生活より英国生活の方が長い）。
^ ^a ^b ロンドン公演のメイキングでデュ・プレ自身が言及。
^ 原文は以下の通り。英語では、"Matthew"はマタイ、"John"はヨハネの意味にも使われる。アイドルらしく、ダブルミーニングを使った文章。アイドルが言う「ジョン・レノンが制作に関係した事実」は無く、飽くまでジョークである。また、訳文中の「スケッチ」とは、日本でいう「コント」に相当する。"If our [Life of] Brian was by Matthew then this is by John (but more John Lennon and John Du Prez). In other words, it isn't sketches at all, but recitative and songs and the occasional Nine Carol Service Reader."^[4]
^ ブライアンはナザレのイエスとほぼ同時に生まれた設定である。映画版では、イエス降臨を見逃す羊飼いたちの会話シーンが撮影されているが、尺の都合でカットされている（『ライフ・オブ・ブライアン』のディスクに未公開シーンとして収録）。
^ 原文："We've been talking for a long time," said Idle, "about wouldn't it be fun to do something with an orchestra."^[10]
^ 生存しているパイソンズ5人が勢揃いする公演は、2014年に45周年記念として行われた「復活ライブ！」を待たなければならなかった。
^ 原文："It is rare you get to be silly on a mass scale."^[11]
^ オーケストラは総勢120人、合唱団は総勢140人だった。
^ Blu-ray版^[15]と、DVD版^[16]。何故か原案の『ライフ・オブ・ブライアン』ではなく、パイソンズ映画第2作の『ホーリー・グレイル』と2本組販売がされている^[17]^[18]。
^ TVシリーズ『空飛ぶモンティ・パイソン』のオープニングテーマ。
^ ペイリンの名字は、元アラスカ州知事で、2008年の共和党副大統領候補だったサラ・ペイリンと同じである。
^ パート2でクリーズとペイリンが行う馬鹿げた聖公会の演説から。
^ 「ブライアンは手近なところで生まれた」、「彼は選ばれなかった民」などと歌われる。
^ 本作が目配せしているヘンデルの『メサイア』は、第2部の「ハレルヤコーラス」が有名な作品である。
^ 聖母マリアが処女のままナザレのイエス（イエス・キリスト）を産んだため。
^ ^a ^b 英語の「Dick」には陰茎という意味があり^[19]、この名前は英語圏では「でっかいちんちん」とも聞こえる（字幕でも同じように訳出されている）。
^ TVシリーズ『空飛ぶモンティ・パイソン』ではオカマやゲイを散々茶化しているが、それはトランスジェンダーや同性愛が認められていなかったことへの裏返しだった。メンバーのグレアム・チャップマンもまたゲイで、ゲイの人権拡大に向けて活動した1人でもあった。
^ ブライアンの飛び込んだ穴におり、彼のせいで18年間守った沈黙を破ってしまった男。
^ この部分は映画版でのチーキー氏（英: Mr.Cheeky）に相当。
^ ジョーンズは実際にウェールズ出身である。
^ Hazel Pethig
^ BBCのホームページ^[20]や本人のホームページ^[21]などから、実質的なコンサート・マスターと思われる。
^ The Pipes of the Royal Scots Dragoon Guards