メイヤー式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 03:46 UTC 版)
(Meyer locomotive) 「マイヤー式」とも呼ばれる。マレー式のようにボイラー下に2つの独立した台枠を持ち、後部シリンダーが高圧・前部シリンダーが低圧蒸気を使うところまでは同じだが、両方ともボイラーに対して遊動しうる点とシリンダーが前後とも中央によっている(マレーは前部シリンダーは車端側)点がマレー式とは異なる。またフェアリー式(狭義としてのフェアリー式、すなわちダブルフェアリー式)とではボイラーは通常の形状であること、ガーラット式とはボイラーが独自の台枠に乗ってない点が異なる。フランスのジーン・ジャック・メイヤーにより。1861年に考案され、主にヨーロッパの地方鉄道で使用されていた。1894年にイギリスのキトソン社により改良されキトソン・メイヤー式となる。こちらは南米やアフリカで使用されたが、地味な存在のまま終わった。また、w・G・バグナル社により改良された形式も存在した。
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