ボウズガレイ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:41 UTC 版)
ボウズガレイ科 Psettodidae は1属3種からなり、他のすべてのカレイ目魚類の起源となったグループと考えられている。同じ種類でも眼の左右は一定でなく、右側眼と左側眼の個体がほぼ同数現れる。 背鰭の前端が眼の位置よりも後方にあること、背鰭・臀鰭・腹鰭に棘条を備えることが他科にはみられない原始的な特徴である。腹鰭はほぼ左右対称で、体長は60cmほど。上顎を構成する骨の形態から、スズキ類との近縁関係が示唆されている他、フランスの上始新世の地層から発見されたAmphistiumという化石魚が目こそ頭の左右にあるがボウズガレイとマトウダイ双方に似ていることから、スズキ目から進化した魚のうち途中からマトウダイと別れた系統がカレイ目ではないかという説を松原喜代松はあげている。 ボウズガレイ属 Psettodes
※この「ボウズガレイ科」の解説は、「カレイ目」の解説の一部です。
「ボウズガレイ科」を含む「カレイ目」の記事については、「カレイ目」の概要を参照ください。
- ボウズガレイ科のページへのリンク