ヘラチョウザメ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 02:35 UTC 版)
ヘラチョウザメ科 Polyodontidae は2属2種で構成される。吻(口先)が長く伸び、へら状になっているのが大きな特徴。チョウザメ科と異なり大型の硬鱗はなく、小さな鱗状の構造が尾鰭など一部にみられるのみである。口ひげと歯はごく小さい。ヘラチョウザメ Polyodon spathula はミシシッピ川に生息し、プランクトンを主に食べている。ハシナガチョウザメ(シナヘラチョウザメとも。Psephurus gladius、中国語:白鱘、英語:Chinese Paddlefish)は長江の固有種で、魚食性で、最大で体長7〜8mに達するが、2003年を最後に生息が確認できていないことから、絶滅したとも言われている。ヘラチョウザメ科で最も原始的な一群とされる Protopsephurus 属をはじめ、4属の絶滅属が記載されている。 2019年の論文でハシナガチョウザメも絶滅したと発表されのちにIUCNでも合意された為、ハシナガチョウザメは絶滅種とされた。 ヘラチョウザメ属 Polyodon ハシナガチョウザメ属 Psephurus
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- ヘラチョウザメ科の1属
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