共通祖先
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共通祖先(きょうつうそせん、Common descent)とは、生物進化をさかのぼることで生まれた「全生物の祖先型生命」の概念を表す語である。共通祖先の存在は概念的には古くから提唱されていたものの科学的にその存在が提唱されたのは1987年以降であり、そこにはカール・ウーズによる古細菌の発見が重要な役割を演じている。
- ^ a b c 更科功全生物の「共通祖先」は「地球最初の生物」ではなかったかもしれない 38億年前に誕生した生命の謎2019.12.6.講談社
プロゲノート
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プロゲノート(progenote; プロジェノート)は3ドメインの提唱者であるウーズの提案した共通祖先であるが、要約すると「遺伝的仕組みが成立していない生物」である。これはある意味「共通祖先は存在せず、プロゲノートが個別に進化することによって遺伝的仕組みがそれぞれできあがってきた」と考えられる。これは3ドメインの生物が余りにも異なっているために提唱されたと考えられる。 1994年、カンドラーもよく似た提案をしており、「連続したゲノムを有しない分断された遺伝子が混ざり合うことによって3ドメインの生物が生まれた」としている。
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