フラクタルブラウン運動とは? わかりやすく解説

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フラクタルブラウン運動

読み方ふらくたるぶらうんうんどう
【英】:fractal Brownian motion

平均0となるように値をずらせた確率過程X(t)ガウス過程, すなわち, 任意の正の整数n任意の0 < t_{1} < \cdots < t_{n}対してX(t_{1}), X(t_{2}), \cdots, X(t_{n})結合分布多次元正規分布等しいとする. この確率過程は, 共分散0 < H < 1満たす定数Hに対して

Cov(X(s),X(t)) = \frac 12 (t^{2H} + s^{2H} - (t-s)^{2H}), \qquad t > s > 0

であるとき, ハースト定数Hをもつ自己相似過程となる. この自己相似過程を, ハースト定数Hをもつフラクタルブラウン運動と呼ぶ. 特に,H=\frac 12ならばブラウン運動等しい. H > \frac 12ならばH大きいほど強い正の相関をもち,0 < H < \frac 12ならば負の相関をもつ.




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