フェルモクストラン-10

PDQ®がん用語辞書

フェルモクストラン-10

【仮名】ふぇるもくすとらん-10
【原文】ferumoxtran-10

がんの診断やがんが転移したリンパ節の探索に用いられる磁気共鳴画像法（mri）の精度を向上する手段として研究されている物質。フェルモクストラン-10は、デキストラン（糖の一種）でコーティングされた酸化鉄のナノ粒子（極小の粒）でできている。この粒子は患者の血液中に注射されると、リンパ節、肝臓、脾臓、脳組織などに集まり、mriで確認することができる。その後フェルモクストラン-10は分解され、尿とともに体外に排出される。