ヒメオニグモ属
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ヒメオニグモ属 Neoscona はコガネグモ科に含まれるクモの分類群の一つ。オニグモに類するクモの一部を含む。その範囲には若干の変遷がある。
- ^ 八木沼(1968)p.50,p.56
- ^ 八木沼健夫・平嶋義宏・大熊千代子『クモの学名と和名』九州大学出版会、1990年、95-96頁。ISBN 4873782589
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- 2 ヒメオニグモ属の概要
ヒメオニグモ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 04:04 UTC 版)
オニグモ属に似るが、腹部両肩の隆起がなく、側方の目が突き出さないなどの違いがある。その中でヤマシロオニグモは大型で、雌は15mmに達する。初夏に成熟する。夜間に網を張り、昼間は隠れているが、昼間に網を張っていることも多い。また、腹部の斑紋に変異が多いことでも知られる。標準的なものは、全身が褐色か赤褐色で、腹部の背面に鋸歯の深い形の葉状斑が黒褐色ではいるが、地色が白っぽくなるもの、褐色の地で前方中央に白い斑紋が入るもの、地色が灰色で、腹部後方中央に褐色の斑紋が入るものなどがある。また海岸部に多いヘリジロオニグモの中にはほとんど黒色の個体群なども見られ、マメオニグモが見られるような山間部で、ヘリジロオニグモが確認されることもあるようで識別はなかなか難しい。識別は雄の触肢などでなされることが多く、あまりはっきりした差がない場合もあり、かえって難しくなることもあるようだ。
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