ヒップポイント
自動車と人の位置関係の基準点のひとつで、シートに着座したときの人の股関節にある。人間工学では大腿骨の上端部分を指すが、実測する場合は外部から触知しやすい大腿骨の最外部をいうのが一般的である。測定のためには3次元マネキンが使われる。一般に床面からの距離で表す。スポーツカーはヒップポイントが低く、トラックやミニバンは比較的高い。乗降性改善を重視した車高の高いクルマではヒップポイントが高めに設定され、路面から550~600mmが一般的である。ヒップポイントの高いクルマでは乗車姿勢が比較的上体を起こした姿勢になり、それによってペダル位置も決まる。
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