トカラ語とは? わかりやすく解説

トカラ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 09:18 UTC 版)

トカラ語(トカラご、トハラ語、:Tocharian languages)は、現在の中華人民共和国新疆ウイグル自治区タリム盆地北縁(天山南路)にあたる地域で8世紀頃まで話されていた言語である。インド・ヨーロッパ語族に属し、独立した語派「トカラ語派」に分類されている。言語は膠着語的な性格を有していたことが分かっている。死語となった言語の一つである。


注釈

  1. ^ 西域南道から発見された写本は「ホータン語」、新疆ウイグル自治区各地で発見された写本は「ソグド語」であると判明している。
  2. ^ 当時のヨーロッパではキュセン語をクシャン語とする説が通説となっていた。
  3. ^ 楼蘭の美女」などのミイラで有名。

出典

  1. ^ 魏書』,『北史
  2. ^ 隋書』,『新唐書
  3. ^ 大唐西域記
  4. ^ 小松久男『中央ユーラシア史』p119
  5. ^ 『吐魯番出土回鶻文摩尼教徒の祈願文 - 桑原博士還暦記念東洋史論叢』
  6. ^ 『Tokharien et Koutchéen』
  7. ^ Eupedia


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