デンマーク海軍の優位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/25 15:49 UTC 版)
「スコーネ戦争」の記事における「デンマーク海軍の優位」の解説
スコーネ戦争は一気にスウェーデンが盛り返すかに思えたが、艦隊戦では全く展開が異なる事となり、1676年のエーランド島海戦では、スウェーデン艦隊はデンマーク=オランダ艦隊に完敗を喫し、両国がバルト海の制海権を握ることとなった。翌1677年のデンマーク艦隊とスウェーデン艦隊が衝突したキューゲ湾の海戦においてもデンマーク艦隊が大勝した。当時スウェーデンの海軍は全く更新されておらず、バルト海の覇権に軋みが生じていた証拠であった。 この事態を裏付けるように、ブランデンブルク選帝侯フリードリヒ・ヴィルヘルムが海軍を設立し、バルト海南岸を威圧するに至っている(大陸側においては、ブランデンブルク軍とデンマーク陸軍との共闘もあった)。また、オランダ侵略戦争でスウェーデンと敵対関係にあったオランダによるデンマーク海軍への共闘もまた、海戦でのデンマーク優位に至ることとなった。この一連の海戦の結果、スウェーデン海軍は壊滅的状況に陥る事となった。
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