デバイ模型
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デバイ模型(デバイもけい、英: Debye model)とは熱力学と固体物理学において、固体におけるフォノンの比熱(熱容量)への寄与を推定する手法である。1912年にピーター・デバイにより考え出された[1]。デバイ模型では、原子の熱による格子振動を箱の中のフォノンとして扱う。一方、先に発表されていたアインシュタイン模型では、固体を相互作用のない量子的な調和振動子の集まりとして取り扱う。
- ^ Debye, Peter (1912). “Zur Theorie der spezifischen Wärmen” (German). Annalen der Physik (Leipzig) 344 (14): 789–839. doi:10.1002/andp.19123441404.
- ^ Kittel, Charles, Introduction to Solid State Physics, 7th Ed., Wiley, (1996)(氷の項目を除く)
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