タロットゲームにおける愚者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 02:27 UTC 版)
トリックテイキングにおける愚者の扱いには地域差がある。 フランスのタロットゲームでは、愚者は「l'Excuse」と呼ばれ、切り札とは別の特殊カードとして扱われる。愚者はマストフォロールールに従わず、いつでも出すことができる。愚者を台札として使うこともできる。いずれの場合も、原則として愚者はもっとも弱く、トリックに勝つことはできないが、愚者のカードはそのトリックに勝った側ではなく、そのカードを出した側のものになる。愚者のカードは切り札の1・21およびキングと並ぶ高得点のカードである。通常マンドリンを持った道化師の絵が描かれている。 いっぽう、オーストリアなど、中央ヨーロッパでは、愚者は最強の22番目の切り札として扱われる。
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