タイタニック沈没事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 08:05 UTC 版)
「カルパチア (客船)」の記事における「タイタニック沈没事故」の解説
通信士ハロルド・コッタムが「タイタニック」からの遭難信号を受信したとき、「カルパチア」はニューヨークからの航海中であった。コッタムは船長のアーサー・ロストロンを起こし報告した。ロストロンは直ちに針路を「タイタニック」へ向け、全速で急行した。その時点で、最後に受信した遭難信号による「タイタニック」の推定位置とは58マイル離れていた。「カルパチア」の通常航海速度は14ノットだったが、新造時の最大速力に匹敵する17ノットを発揮した。午前4時、「カルパチア」は危険な氷山海域を抜けて遭難地点に到着し、706名を救助した。 この功績に対し、アメリカ大統領ウィリアム・H・タフトはロストロンをホワイトハウスに招待し、アメリカ合衆国議会はロストロンに議会名誉黄金勲章を授与した。
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