ソロモンの鍵
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ソロモンの鍵(ソロモンのかぎ、羅: Clavicula Salomonis、仏: Les Clavicules de Salomon、英: The Clavicle or Key of Solomon)[1]は作者不明のヨーロッパの古典的魔法書であり、ソロモン王に帰せられる偽ソロモン文書というべき魔法書群[2]の中でも代表的なジャンルのひとつである。「ソロモンの鍵」は数多くの異本群として存在しており、個々の版は『ゼコルベニ』『ソロモンの真の鍵』『知識の鍵』『秘密の秘密』などさまざまな題が付けられている。伝存する古写本は内容からいくつかの群に分類することができ、それぞれの群は内容そのものがまったく異なる[3]。それらの文書群から原テクストを導き出すのは困難である。
- ^ ラテン語の clavicula は「巻きひげ」「鎖骨」を意味し、フランス語の clavicule も通常は「鎖骨」を指す。しかしこの語は clavis (鍵)に縮小辞を付したものであり、原意に基づいて訳せば「小鍵」である。
- ^ 儀式魔術やファウスト伝説に関する著書があるドイツ文学研究者E・M・バトラーは、ソロモン王に結び付けられた魔法書群を「ソロモニック・サイクル」と呼び、『ソロモンの鍵』、『レメゲトン』、『真正奥義書』、『大奥義書』、『教皇ホノリウスの魔法書』を含めている[1]。
- ^ Stephen Skinner & David Rankine (2008). The Veritable Key of Solomon. Llewellyn. p. 24. ISBN 978-0738714530
- ^ 「現在の形のソロモンの鍵が14・15世紀よりもずっと古い古代のものであるとする根拠はない。」 アーサー・エドワード・ウェイト Arthur Edward Waite The Book of Black Magic p. 70
- ^ a b Rohrbacher-Sticker, Jewish Studies quarterly, Volume 1, 1993/94 No. 3, with a follow-up article in the British Library Journal, Volume 21, 1995, p. 128-136.
- ^ 本書の新しいファクシミリ版 Sepher Maphteah Shelomoh (ソロモンの鍵の書)は The Teitan Press によって2008年に出版された。 ハーマン・ゴランツによる序説とスティーブン・スキナーによるはしがき付き。
- 1 ソロモンの鍵とは
- 2 ソロモンの鍵の概要
- 3 参考文献
ソロモンの鍵
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「ソロモンの鍵 (ゲーム)」の記事における「ソロモンの鍵」の解説
表紙に六芒星が描かれた赤い本。最終ステージ最深部に納められた当ゲームの最終目標。
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