真正奥義書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/17 08:48 UTC 版)
『真正奥義書』(しんせいおうぎしょ、羅: Grimorium Verum、「真の魔法書」の意)は、悪魔や精霊などの性質や、それらを使役する方法を記した魔術書であるグリモワールの1つである。日本語では他に、音写による『グリモリウム・ウェルム』という呼称も用いられる。
- ^ The Book of Ceremonial Magic, p.96
- ^ Peterson, Joseph H. Grimorium Verum. pp. pp.i-vii.
- ^ a b The Book of Ceremonial Magic, p.97
- ^ ラテン語のclaviculaは「(小さな)鍵」という意味だが、フランス語のclaviculeは「鎖骨」を意味するためこのように訳した。なお、『ソロモンの真なる鍵』の意のタイトルを持つグリモワールは、大英図書館所蔵ランズダウン稿本1203など他にも存在する。
- ^ コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』床鍋剛彦訳、講談社、1990年、p.195。ISBN 4-06-201297-9。
- ^ Peterson, Joseph H. (2004年). “Clavicules du Roi Salomon, Par Armadel. Livre Troisieme. Concernant les Esprits & leurs pouvoirs.” (英語). 2010年6月10日閲覧。
- ^ “Appendix 1, Excerpts from Grimorium Verum from British Library manuscript Lansdowne 1202”. Grimorium Verum. pp. p.79.
- ^ Mathers, S.L.MacGregor, The Key of Solomon The King(1888), pp.ix-x
- ^ 例として、「ソロモンの魔術論」の一写本である大英図書館 Harleianus 5596 において各方位の精霊の筆頭に挙げられている名を示す:東=Loutzipher、北=Asmodai、西=Astarōth、南=Berzeboul (Ioannis Marathakis, The Magical Treatise of Solomon or Hygromanteia, pp. 101-106)。Loutzipher はラテン語の Lucifer のイタリア語発音から来ていると考えられる (同書 p. 75)。
- ^ Skinner, Stephen & David Rankine (2008). The Veritable Key of Solomon. Llewellyn. ISBN 978-0738714530.
- 1 真正奥義書とは
- 2 真正奥義書の概要
- 3 諸版
- 4 脚注
- 真正奥義書のページへのリンク